ドテラのカーオーディオ日記

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と言うことで、どうしましょ・・・
問題山積の状態でここまで来ちゃいました^^;;;


でも、これでスピーカーから発せられる再生音を蝕むことが無くなりましたので、再生音はクリアーかつ元気になりました。
それと同時に「あなたに敵意はありませんよ!あなたのすべてを受け入れますよ!って感じの交渉役。」が準備出来ました。
これで、おめおめと入り込んでくる振動エネルギーに罠を仕掛けてやっつけます!




既に臨戦態勢かと思いますが、本格的にデッドニングに入る前に奴らのエネルギーをこっそり奪っちゃいます!



ここではバッフルに一役買ってもらいます。
⑩で(後記)と書いた部分です。

先に書いたようにバッフルの素材は硬いほうが良いです。
それもちょっとの差が音に出ますので、触って硬いとか柔らかいってレベルじゃなく硬度が硬い方って感じです。
ですが硬い素材は内部損失が低い場合が多く、初級編でも書いたように響きがいつまでも残っちゃうと調子が悪いんです。
柔らかい素材は内部損失が高い場合が多く、バッフルに使用するとエネルギーが通過する際にその力を弱めてくれます。
って事は、振動エネルギーがドアに入る前に、ちょっとだけやっつけられるって事です!



これなんとな使えませんかね~・・・・・・・・・・

でも、素材は硬くないとスピーカーの音食われちゃいますよね~。。。
どうしましょ。。。。。。。。。。。。。



って事で、ここはちょっとだけ妥協しましょう!
妥協するんですから、その効果は最大を狙いたいですよね♪
なので固有振動数の差によるキャンセリングを利用しちゃいます♪




固有振動数ってのは、その物が持つ固有の振動って事なんですが、平たく言えば叩いた時にでる音の周波数ってことです。
これが素材や形などでそれぞれ違ったりするんです。
で、異なる固有振動数の物をくっつけちゃうと、互いに振動を打ち消し合う効果があります。



この効果をバッフルに組み込んじゃいます♪



例えば鉄と木材を組合せてバッフルを作っちゃう感じです。
鉄の固有振動数と木の固有振動数は違いますので、お互いが打ち消し合います。
すると、バッフルを通りおめおめやってきた振動エネルギーは、知らぬ間に消費させられます。
しかも素材に内部損失の高い木を使ってますので、そこでも消費させられちゃいます^^





あれ?
なんか一個得した気がしません?




そうそう♪
組み合わせるバッフル素材に、内部損失の高い”木”を入れることで、固有振動差によるキャンセリングと、内部損失の高い素材を使用することで二重のトラップとなるんです♪

勿論バッフルに”硬さ”は重要なファクターですので、気を使用するにも出来る限り硬いバーチ合板やアピトン合板等を使用するのが前提です。

スピーカーに近い部分ですので、バッフルの音色も乗りやすいです。
正確にはバッフルの音色がスピーカーから発せられる音色に影響するってことです。
なので、組合せである程度調音が可能な部分でもありますので、好きな組合せ、使用中のスピーカーに合った組合せを探るのも面白いです♪




あれ?



そう言えば妥協したはずだったんですが・・・

妥協した素材の木製バッフルは、内部損失の高さでエネルギーを小さくするだけでなく、バッフル自体の共振を止めちゃいますし、硬さに関しても最低限の硬度は保ってますので、音色がちょっと優しくなったって程度です。

これじゃ逆に得しちゃってますね^^;
まっいっか♪


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ここで、デッドニングについて⑨でやった考察に関する補足です。


⑨の本文中に「取付けを甘くすればエネルギーがドアに伝わる度合いを減らせますが、それをやっちゃうと再生音にも悪影響が出ちゃいます。。。」と書きました。
これに関する補足です。








作用、反作用の法則って覚えてます?

スピーカーで言うと、音声信号が入力されるとコーンが前後に動きますよね~
音声信号は交流ですので、プラスマイナスが入れ替わり入力されてます。

で、コーンが前に出ようとすると、コーン(ボイスコイルなども含め)以外は同じ力で真逆の力が働きます。
もし、コーンとそれ以外の質量が同じであって、ユニットが何も固定されていない状態であれば、その力は干渉しほぼなくなってしまいます。

ですが、通常スピーカーのインストールはユニットをちゃんと固定していますし、スピーカーユニット自体もコーンに対して他の質量が大きいのでちゃんと音が出ます。
音は出るんですが、反作用を受け止められなかった部分は、その分が音のエネルギーから相殺されちゃいます。

相殺されちゃうエネルギーってのがまた音楽の美味しい部分ばかりですので、なんだか元気のない音になったり、解像度が低下したり、鮮度が落ちたりと良いことがありません。



これはなんとなせねば!



勿論膨大なエネルギーですので、全てを受け止めることは出来ませんが、かなりの部分で改善できます。
って事で、エネルギーが食われてしまう原因となる部分を書き出します。

・スピーカーの固定の甘さ。
スピーカーに近い部分ですので顕著に出ます。
スピーカーとバッフル間に紙を一枚挟んだだけで音は食われます。(これでチューニングする人も居ますが、ここではNGとします)
タッピングビスよりもボルト、M3よりもM4、4箇所よりも5箇所。
とにかく何があろうとびくともしないような工夫であれば、何をやっても音には良いです。

・バッフルの固定の甘さ。
こちらも同様スピーカーに近い部分ですので、顕著に音に現れます。
バッフルの固定は、スピーカーとの繋ぎの役目もありますが、車両インナーパネルの補強も兼ねてます。
材質も大きく影響し、MDFよりも構造用合板、それよりもカバ合板、それよりも樹脂系(コーリャンなど)それよりも鉄、それよりもステンレス。
と、固ければ硬いほど良いです。(理由に関しては後記&バッフルの最適な素材とは違います。)

とにかく強固に!強固に!強固に!
目視や触って感じないような僅かなガタツキも、しっかり音を食いますので、とにかく強固にすることで、スピーカーの性能が発揮できるようになります。



で、各部を強固にすると思いがけない副産物もてにはいります♪



コーンに対しての質量が大きくなります!



では、質量が大きいとなぜ良いのか。
例えば同じくらいの腕力を持つ体重50kgの人と、100kgの人が綱引きをします。
どちらが勝つでしょう?
って事です^^

もっとこちゃんと理解したい方は、「運動方程式」ってのを調べてみて下さい。
適当に理解したい人は、振動を受け止めるには重いほうが有利って覚えておけば良いと思います^^


って事で、コーンに対する質量をどうしても上げたいんです。
上げれば上げるほど、スピーカーからの反作用で振動することもありませんし、スピーカーのエネルギーを反作用で食っちゃうこともなくなります。

要は重さで振動を抑えこんじゃうってイメージです♪


質量はただボルトで固定しただけとかではなかなか増えてくれません。
デッドニングについて②の後半でも書いたように「これを付帯音を消したい鉄板とかにみっちり貼り込めば、鉄板とデッドニング材が同化し新たに響きにくい素材に変身します♪」ってのと同じく、とにかく強固に固定することで、スピーカーのコーン以外の質量がドア全体に変身しちゃいます♪

ここまでやるとタイヤ替えただけで音が変わりますし、足回りをいじっても変わっちゃうくらいになります。





でも喜んでばかり入られません。。。
これでスピーカーの振動エネルギーのほとんどをドアに迎え入れる準備が整っちゃいました^^;;;

これは大変です。。。

エネルギー伝達の経路がわかったところで、もう少し掘り下げて素性を探ってゆきます。


実は振動のエネルギーって、他のものに伝達するのが非常に苦手です。
中級編にはいって初めての朗報です♪


中でも空気に伝達するのって非常に苦手なんです!
これを上手く利用できれば、うまくエネルギーを殺し色々な悪さを最小限に留められます!





って事で、考察してみます。

振動エネルギーは先にも書いたように、空気に伝わるのが苦手なんですが、よく考えてみるとそれはスピーカー本来の仕事ですので、出来る限り空気に伝わるような工夫がされています。
それでもやっぱり苦手なものは苦手なわけで、取付けにも最新の注意が必要になってくるわけです。

中でもスピーカーコーンに対しての質量を上げることで、音に変換する際のロスを最小限に留められますので、スピーカーの固定やバッフルの固定は強固にします。
固定が甘いとその部分にエネルギーが食われてしまい、変換効率が著しく損なわれます。
損なわれるエネルギーは、音楽の美味しい部分であり、オーディオ機器がめっちゃ頑張ってる部分ですので、これを失うことは鮮度や情報量等が著しく低下してしまうことに他なりません。




・・・
あれ???




これじゃ、やってることが間逆ですよね。。。
取付けを甘くすればエネルギーがドアに伝わる度合いを減らせますが、それをやっちゃうと再生音にも悪影響が出ちゃいます。。。



これは困った。。。



そうなんです。
実はドア作りって矛盾との戦いでもあるんです。

で、ここで思い出して欲しいのが、中級編の最初に書いた事。

・あなたに敵意はありませんよ!あなたのすべてを受け入れますよ!って感じの交渉役。
・どうぞこちらへ、そしてあちらが出口ですって案内役。
・それでも出てしまう被害の処理班。

って作戦がベストだと思います。

スピーカーからのエネルギーは拒まず受け入れますよ♪
でも、被害を大きくしないために改めて用意したところを通ってってね♪
そしていつまでも留まらないように出口も用意したので、そちらからさっさと出てってね♪
で、最小限の被害にとどまった後処理をささっとしちゃいましょ♪

ッて感じです^^
次はエネルギーの伝達について。

スピーカーはアンプから電気エネルギーを送られ、それを音波に変換してます。
音波は空気を介しリスナーに届くことで、ひとは音を認識できます。



アタリマエのことですよね^^;
でも実は他にもスピーカーから発せられたエネルギーがあり、それが色々な悪さをしてるんです。



初級編で書いたように、スピーカー裏面から出た音はエンクロージャーであるドア内に閉じ込めてあります。
この閉じ込められたエネルギーが、空気を介し車両の様々なパーツを振動させてます。
鉄板を透過して外に逃げてしまうものもあるんですが、中にはドア内で反射を繰り返してしまう音もありますし、その中でも厄介なのが定在波となり増幅を繰り返してしまう音もあります。

これがまず一つ目の、空気を介してパーツにエネルギーが伝わるって経路です。

もう一つが、直接エネルギーが伝わってしまう経路。
スピーカーが激しくストロークすると、まずその振動がスピーカーフレームに伝わり、次にバッフル、インナーパネルへとエネルギーが伝わります。
このエネルギーも空気を介したエネルギーと同じく、車両の様々なパーツを振動させ付帯音となります。

で、非常に厄介なのは、スピーカーやバッフルって強固に固定ってのが常識ですが、しっかり固定すればするほど効率良くエネルギーがドアへ伝わってしまう。。。
音質のためにやったことが原因となり、付帯音を増やしてしまってるんです。。。


困りましたね^^;



次は、もう少しだけ突っ込んでエネルギーの伝達について書きます。


初級編では主に基本的な部分を知り、キットを使用してのデッドニングって事で書きました。
中級編ではデッドニングって物をもう一度見つめなおし、今までとはちょっと違った理解と考え方ができるような提案ができればと思います♪


デッドニングだけでなくオーディオ全般に言えることなんですが、踏み込めば踏み込んだほど、色々な考え方や手法がありますので、自身がこれまで培ってきたノウハウがある場合はそちらを優先して頂いて、こちらの記事は参考程度って感じで全然オケです。




って事で、初級編とは一味違う!?中級編です。

初級編ではややこしくなっちゃうので、デッドニングに的を絞りましたが、本来デッドニングってスピーカーエンクロージャーを作る上でのほんの一部の過程でしかないと思います。
ここからはドア全体を作る過程でのデドニングの位置づけって感じで進めます。



まずはデッドニングの無力さについて。


なんて、身も蓋もない事言っちゃっいます^^;
でも敵を知らないと戦いようがないですので、どんな強大な敵を相手にしてるのかを知る必要があり、いかにそれが無謀な戦いであるのかを思い知る必要があります。

相手にするのは”定在波”って、まるでサタンのような存在。
その力ははかり知れず、あの全てを飲み込む「津波」も定在波が起因してます。
定在波を利用すれば本来の力の数十倍を得ることが簡単に出来ます。

【実験】
風呂に入った時に、湯船に浸かった状態で良いので、水中で手のひらで水をかくように上下に振ってみてください。
色々なタイミングで振ってると水が大きく揺れ始め、それは次第に大きくなり最終的には風呂桶をひっくり返すかの如く大きな揺れとなります。




これが定在波です。



小さな力でも、ある一定の条件さえ揃えば、その力を何倍にも増幅出来るのが定在波の力です。
敵はこんな強靭な力を持つ定在波ですので、まともに戦っては負けは見えてます。。。
何百枚デッドニングシート貼ろうと小指一発で蹴散らされます^^;


じゃ、どう戦うの?



って、事になりますが、勝てないなら取り行って被害を最小限にとどめ、あとは何処か他所に行っていただきましょ♪
で、最小限の被害分だけをデッドニングで処理しちゃいましょ^^

ですが、これにはデッドニングの力だけでは実現できません。。。
・あなたに敵意はありませんよ!あなたのすべてを受け入れますよ!って感じの交渉役。
・どうぞこちらへ、そしてあちらが出口ですって案内役。
・それでも出てしまう被害の処理班。

すべてが上手く機能しない限り、定在波さんは機嫌を損ね大暴れします。


中級編以降は、こんなことを念頭にデッドニングを進めてゆきます。


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